私は「全体最適」という言葉が好きで、自分の中での行動の指標にしています。
アダムグラントの「GIVE&TAKE」という本を多くのユーチューバーが解説していますが、
この本の中にでてくる、ギバー、テイカー、マッチャーの考え方に則したものです。
GIVE&TAKEの話を簡単に解説すると、
世の中には3種類の人間がいると。
与える人→ギバー、奪う人→テイカー、されたら返す人→マッチャー。
この3種類の人のうちもっとも成果を上げるのはどの人なのかという話。
利他的が良いのか、利己的が良いのか、はたまたバランス型の人が良いのか…
◆結論はこうです。
1番成功:ギバー
2 :マッチャー
3 :テイカー
4 :ギバー
あれ?ギバーが2回でてくる!?
そうなんです、一番成功する人も、一番うまくいかない人もギバーだったんです。
ただ、この2つのギバーには明確な違いがあります。
うまくいかないギバーの人は自己犠牲をともなうギバーであること。
要は断れない良い人ということですね。
自分が我慢をして人のために行動をする、結局搾取されてるだけなんだと。
とても悲しいポジションですが、実は私もこのギバーだったかと思います。
一方、成功するギバーの人は自分にもメリットがあることに対して自主的に与えることを選択している人。
自分も周りも一緒にプラスになるアクションが起こせるということですね。
この考え方を分かりやすく一言で言い表すのが、「全体最適」という言葉です。
仕事をする中で、または仕事に限らず日常の中で、この問題に対して誰かが何かをアクションしないといけない。
そんなシーンていくつもありますよね。
その時どんなアクションを起こすのか。
自己犠牲のギバーの人は、何も考えずその問題の解決にあたるかもしれません。
テイカーの人は、誰かがやってくれるからほっとこう。
マッチャーの人は、いつも別の人がやってくれているから、今度は自分がやろう。
そう考えるかもしれません。
そういう局面で「全体最適」という言葉を思い出します。
全体にとって(自分にとっても)どんな行動が良い影響を与えるのか。
そう考えると、アクションがまったく違ったものになるかもしれないですね。
よく人を見ていると、この人は全体最適を考えて動ける人なんだなとか、この人はテイカーだなとか、結構分かるものなんです。
もちろん自分は全体最適を考えて動けるギバーでありたいと思います。